白い木箱【百葉箱】に入っているものは?なぜ学校に設置された?

学校に百葉箱がある理由 学校の気になる
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学校の校庭などに、設置されている白い木箱。

【百葉箱】と呼ばれています。

子どものころに、木箱の中を覗いてみたこと
あるでしょう(*’▽’)?

扉には鍵がかけられていたので、何が入っているのか余計に気になりますよね。

  • 何が入っているの?
  • なぜ学校にあるの?
まるる
まるる

調べてみました

今回は『学校の気になる』をお届けします。

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百葉箱に入っているのは温度計

百葉箱に入っている温度計

百葉箱の中に入っているのは、呪術廻戦の特級呪物『両面宿儺の指』

週刊少年ジャンプ「呪術廻戦」では、両面宿儺の指を魔除けとして、百葉箱の中に保管していたんですよね。

…ではなくて、温度計です。

文鳥
文鳥

宿儺の指は入っていません!

百葉箱とは気温を正確に測るための装置

本来の百葉箱には、主に3つの温度計が入っています。

  • 乾湿球湿度計
    湿度を計算するための温度計
    (乾球温度計・湿球温度計)
  • 最高最低温度計
    最高最低温度が記録される温度計
    (最高温度計・最低温度計)
  • 自記温度計
    紙に気温を記録できる温度計
まるる
まるる

気圧計などが入っていることも

百葉箱は気象観測の際に、重要なデータとなる「気温」を正確に測ることを目的としています。

そのため高さや向きなど決められた基準があります。

基準を満たすと、あのような外見の木箱になるんですね。

木箱が白い色の理由も、できるだけ箱の中の温度計に影響を与えないためだそう。

文鳥
文鳥

白は光を反射して
熱の吸収をおさえる色だよ

木箱に太陽の光が当たっても、熱くならないようにしているんですね。

百葉箱の開発は、19世紀中頃のイギリスから始まりました。

日本では、1872年に工部省測量司(当時)が、各種観測事業を計画したことからなんですって。

現在は気象台や測候所などの気象官署での、百葉箱による気温の観測は廃止されています。

まるる
まるる

気温の観測はデジタル化へ

データを自動送信する『強制通風筒』とよばれる装置や、アメダスという『地域気象観測システム』に変わりました。

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百葉箱の名前の由来

学校にある百葉箱
出典:https://dai3-jh.musashino-city.ed.jp/

百葉箱の読み方は『ひゃくようばこ』

かつては『ひゃくようそう(百葉窓)』とも読まれていたんだとか。

まるる
まるる

小学校の理科は『ひゃくようばこ』で統一されています

「ひだ」のある外壁は『よろい戸』というんですって。

文鳥
文鳥

ブラインドみたい

その外見が百葉(たくさんの葉が合わさったような様子)と似ていたため、百葉箱とよばれるようになりました。

また、牛や羊の胃袋も「ひだ」の形状ですよね。

まるる
まるる

焼肉屋さんでミノとかセンマイを
注文すると分かるよ

そのような胃袋を中国では百葉と呼ぶため、百葉箱の語源となった説もあります。

スコットランドの灯台設計者が発明したことから、その名をとって「Stevenson screen」ともよばれます。

百葉箱が、日本へ導入されたのは1874年頃。

その後1886年に制定公布された気象観測法で「百葉箱」という言葉が初めて使われました。

百葉箱が学校に置かれている理由

百葉箱は小学校の理科の授業で使用していた

1953年に理科教育振興法が制定され、全国の小学校にも百葉箱が設置されるようになりました。

日本をたくす子どもたちへの教育として、とくに理科教育に力をいれたんですって。

文部省の奨励もあり気象の学習用具とされていました。

事実上、百葉箱の設置は義務だったんですね。

文鳥
文鳥

設置に補助金も出ていたとか…

小学校では理科の授業で、気温や天気を勉強するために百葉箱を使用します。

しかし現代では、理科教育の時間が短くなり、敷地の狭い学校が増えました。

そのため、学校側の授業方針に合わせて、学習用具が用意できるよう、省令改正がおこなわれました。

このときに、学習用具であった「百葉箱」の記述は消えたそう。

現在は、必ず設置する必要はないとされています。

百葉箱の設置が義務ではなくなったので、少しずつ学校から消えているそうですよ。

まるる
まるる

息子の小学校にはまだあります

百葉箱は木製なので、定期的にメンテナンスをしなければなりません。

文鳥
文鳥

木が腐ったりするね

しかも百葉箱のお値段は、大型であれば30万円ほどかかるとか。

学校の予算も限られていますよね。

わざわざ買い替える学校が、少なくなったのかもしれません。

まとめ

百葉箱の中に入っていたのは、気温を正確に測るための温度計でした。

文鳥
文鳥

宿儺の指じゃなかった…

かつては理科教育のため、全国の小学校に設置されていた百葉箱。

しかし義務ではなくなったため、設置する学校は少なくなっているようです。

デジタル化した時代の流れから、気象観測の役目を終えつつあるのかもしれませんね。

出典:https://x.com/jujutsu_PR

『呪術廻戦』の百葉箱も気になりますよね(*’▽’)

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