4月1日は、エイプリルフールですね(*’▽’)!
この日は、ちょっとだけウソをついてもOKな日。
でも、なぜウソをついていいのでしょうか?
この記事では、エイプリルフールの歴史やルール、話題になったウソをご紹介します。
お友達やご家族と、楽しいエイプリルフールを過ごしてくださいね!
エイプリルフールってどんな日?

毎年4月1日は、世界中で親しまれている特別な日、エイプリルフール。
この日には、普段はちょっとためらってしまうような、いたずらやウソをついてもOKな風習があります。
エイプリルフールの起源については、実はまだはっきりと解明されていないとか。
有力な説の一つとして、昔の人々が春の訪れを喜び、お祭り騒ぎをしていたことが始まりだと言われています。

陽気な風習?
でも、日常的にウソをつくのはダメですよね。

噓つきは泥棒の始まり
では、なぜエイプリルフールは、ウソをついても良いのでしょうか。
それにはちゃんと理由があるようです(*’▽’)
春が来ると、なんだかワクワクしませんか?
エイプリルフールは、そんな春の気持ちと「普段と違うことをしてみたい!」っていう気持ちが混ざった、特別な日なんですって。
ウソをつくのは良くないけど、エイプリルフールだけは、ルールがゆるくなる日。
みんなで笑って、日頃のモヤモヤを吹き飛ばしちゃおう!っていう日なんですね。
それに、エイプリルフールは、みんなで何か面白いことを考える、いいチャンスでもあるんです。
面白いウソを考えたり、だれかのウソに気づいたり。
みんなで笑顔になれる、楽しいコミュニケーションの日なんですね。
エイプリルフールの歴史を探検!
エイプリルフールの起源は、実ははっきりと解明されていない部分が多く、さまざまな説が存在します。
エイプリルフールはフランス発祥説
もっとも有力とされているのは、1564年のフランスで生まれたという説です。
新年を1月1日とする暦の変更に反対した人々が、旧暦の4月1日を祝ったのが始まりだとか。
当時の新年は3月25日とされ、4月1日まで春のお祭りが開催されていました。
しかし、フランス国王シャルル9世が、グレゴリオ暦を採用し、新年を1月1日に変更。

今年から新年は1月1日ね!

急に言われても…
これに反対した人々は、以前と同じように4月1日を「ウソの新年」とし、お祝いを続けていました。
そのため、周りの人々が彼らをからかい、ウソの贈り物や招待状を送るようになったといわれています。
この風習が、現在のエイプリルフールへと繋がっていった…というのがフランス発祥の説です。
エイプリルフールはイギリス発祥説
エイプリルフールは、17世紀イギリスの『オークアップルデー』が関係しているとも考えられています。
オークアップルデーは、王政復古を祝う記念日のこと。
人々は国王への忠誠を示すために、オークの葉や実を身に着けていました。
しかし、この習慣を守らない人は、周りからからかわれたり、バカにされたりしたんですって。
この「人をからかう」ことが、エイプリルフールの文化に影響を与えたと考えられています。
またオークアップルデーでは、午前中にオークの小枝を身に着ける習慣がありました。
午後に身に着けていると、これもからかわれたとか…。
エイプリルフールの「ウソは午前中につく」習慣は、ここから始まったのではないか?といわれています。
エイプリルフールはインド発祥説
インド発祥という説も存在する、エイプリルフール。
インドの仏教徒は、春分の日から3月末にかけて厳しい修行を行い、悟りを開こうとします。
しかし、4月1日になると修行を終え、再び俗世に戻るため、煩悩に悩まされることもあったんですって。

遊びたい!
そのため、修行明けの4月1日を『揶揄節(やゆせつ)』と呼び、俗人に戻ってしまった人をからかったとか。
ここから、エイプリルフールにつながったのでは?という説もあります。
世界と日本のエイプリルフール
エイプリルフールは世界各地に広まり、それぞれの国や地域で独自の文化として根付いていきました。
たとえば、イギリスでは、午前中のみウソをつく習慣があり、午後にはウソのネタ晴らしをして楽しむそうです。

午後にウソをつくと
逆にからかわれるぞ!
スコットランドでは、4月2日もエイプリルフールに関連した行事が行われるとか。
日本には、江戸時代に中国から伝わったといわれています。
『エイプリルフール』という言葉が定着したのは大正時代の頃で、直訳の『四月馬鹿』として広がりました。

「四月馬鹿」はだまされた人を
指す言葉です
当初は、海外の文化として紹介される程度だった、エイプリルフール。
日本では、人騒がせだということで、あまり流行らなかったようですね…(*’▽’)
この「四月馬鹿」が広がる以前の4月1日は「不義理の日」でした。
これは、中国から伝わった習慣で、決して「不義理してもいい日」という意味ではありません。
普段なかなか連絡を取れない人に、手紙や言葉で挨拶をし、ご無沙汰を詫びる日だったのです。

エイプリルフールと
意味が正反対だね
現在のエイプリルフールでは、企業がユニークなウソのニュースを発表したり、SNSで面白い投稿がされたりしています。
エイプリルフールのルールとマナー

エイプリルフールは、いたずらやウソをついてもいい日。
ですが、ルールとマナーを守って、みんなで楽しみましょう(*^^*)!
どんなウソならOK?ダメなウソは?
エイプリルフールで許されるウソは、聞いている人が思わず笑顔になるような、ユーモアあふれる楽しいウソです。
たとえば、ちょっとした勘違いや、日常の面白い出来事など、だれもが共感できるような内容が良いでしょう。
ダメなウソは、人を悲しませたり、怒らせたりするようなウソです。
また、個人情報を聞き出すようなウソや、犯罪につながるようなウソも絶対に避けましょう。
ウソをつく目的は、あくまで周りの人を笑顔にすること。
相手の気持ちを考え、楽しいウソを心がけてくださいね(*^^*)
エイプリルフールを楽しむための注意点
エイプリルフールを楽しむためには、いくつか注意すべき点があります。
ウソをつくときは、相手が信じすぎないように、すぐにネタばらしをすることが大切です。
また、相手や場所、状況をよく考えて、周りの人が不快な思いをしないように気をつけましょう。
とくに、学校や職場など、公共の場では、ウソの内容や表現に注意が必要ですね。
さらに最近では、SNSなどを通じてウソが拡散されることもあるため、情報の真偽を確かめることも大切です。
エイプリルフールは、楽しいコミュニケーションの機会。
ルールとマナーを守って、だれもが気持ちよく過ごせたらいいですね。
エイプリルフールの有名なウソ

思わず「えっ、本当?」と驚いてしまうような、エイプリルフールの有名なウソをご紹介します。
スパゲッティが木に実った
1957年、イギリスのBBCが放送したニュース。
スイスの農場で、スパゲッティが木に実り、収穫されている様子が、ドキュメンタリー番組のように放送されました。
多くの人がこのニュースを信じ込み、BBCに「スパゲッティの木を栽培したい」といった問い合わせが殺到したそうな(*’▽’)
白黒テレビがカラーになる?
1962年、スウェーデンのテレビ局が放送。
『新しい技術のおかげで、自宅の白黒テレビを簡単にカラーテレビにすることができる』と放送しました。
テレビの画面の上に、ナイロンのストッキングをかぶせるだけで、画面がカラーであるかのように見えるとか。
放送を見た多くの人が、家にあるストッキングをテレビにかぶせて試してみましたが、もちろんカラーになることはなく…。

ストッキングを買い求める行列も
できたんだって
床がシースルーの航空機
2013年、ヴァージン・アトランティック航空は、機体の底がガラスでできた航空機『グラスプレーン』のデザインを発表しました。
乗客は、空の上から地上の景色を眺めることができると説明。
もしこの航空機が人気になったら、今度は天井をガラス張りにし、星空を眺められるようにするとか。

上も下もシースルー
この発表は、多くの旅行者の間で、大きな話題となったんですって。
重力がなくなる?
1976年、イギリスの天文学者が発表。
『冥王星と木星と地球が一直線に並び、地球の重力が軽くなるその瞬間にジャンプすると、少しだけ宙に浮いていられる』
この話を聞いた多くの人が、その瞬間に空中に飛び跳ねて試したそう。
もちろんウソだったのですが、実際に「宙に浮いた!」と発言する人もいたんだとか。
グーグルマップに宝の地図
2013年、グーグルマップチームは『海の底で海賊ウィリアム・キッドが残した宝の地図を発見した』と発表しました。
すると、グーグルマップに宝探しのアイコンが出現!
クリックすると宝の地図が表示されたため、宝探しを始める人が続出したとか…。
ウィリアム・キッドは、財宝を世界各地に隠したという言い伝えがあります。
財宝のありかを示す地図の存在も、語り継がれていたため、信じてしまう人が多かったようですね。
空に巨大UFO
1989年、ロンドン近郊のサリー州に突如、巨大なUFOが現れました。
地元住民はパニックに陥り、警察が出動する騒ぎに…。
しかし、その正体はUFOではなく、巨大バルーンだったのです。
世界的なレコード会社の理事長が、エイプリルフールのジョークとして製作したものでした。
海外のエイプリルフールは、大胆でユニークな発想が魅力ですよね(*’▽’)!
まとめ
エイプリルフールは、ユーモアあふれるウソやいたずらを通して、友達や家族と笑顔でコミュニケーションを楽しむ日でした。
大切なのは、相手を傷つけたり、不快にさせたりするようなウソは避けること。
ルールとマナーを守って、周りの人を笑顔にする、楽しいエイプリルフールを過ごしてくださいね!